ボジョレーヌーボ
僕のお店は毎年 東京の業者からボジョレーを取り寄せています。
必ず解禁日の2日前に届きます
ボジョレーはガメイと言う葡萄を使います。
マセラシオン カルボニックという手法で発酵させてワイン造りをします。
葡萄を潰さず樽につめ込み自然発酵させて作って行く方法です。
ガメイ種は害虫や病気に強い品種で沢山の葡萄の房をつけます。
本来、ワイン造りにはあまり房をつけない古樹が良く ヴィンテージワインには樹齢の高い木が使われています。
従ってボジョレーも古樹を使っているものは高価であるという事になります。
安価なものは薄い味で若い木の葡萄であったり、酷いものになると房から落ちて傷ついた葡萄を使ったりします。
従って信頼できる業者のボジョレーを買うというのは大切な事ではないかと思います。
今年は3種類のボジョレーヌーボを入荷
ルぺショレー社はアルベールビジョ―の参加に入っていますが、実際はニュイサンジュルジュに拠点を構える老舗中の老舗です。
熟練の職人さんが多数おられ リーズナブルで高品質なワインを作り出すメーカーです。
ルイ14世がこの会社ワインを流通させるために運河をひいたと言う伝説があるくらいです。
ルーデュモンは日本人酒造家 ブルゴーニュの知名度も高い仲田さんのワインでそのボジョレーです。
そして、樹齢30年以上の古樹の葡萄を使ったドミニクローランのキュベ
香りは芳醇で色はガーネット色 ボジョレーにしては濃い色をしています。
気になるお味はやはり色同様 普通のボジョレーを煮詰めて熟成させたような凝縮感があります。
タニックと言われるタンニン感はあまり感じられなく舌先にピリッと微発砲感を感じフレッシュ感を一年たった 今でも感じる事が出来ました。
非常にボジョレーらしいすっきりとしたのど越しの良さもあり、しかし凝縮感もあるというワインでした。